Zam Wesellについて
X-Wing Wave 8でもっともテクニカルなカード、Zam Wesellについて考えてみる。
Zam Wesell(パイロット版)
セットアップ: 【チャージ】を2つ失う。
システム・フェイズの間に、君は君のシークレット・コンディションのうち1つを裏向きにつけても良い。
・You Should Thank Me
・You’d Better Mean Business
Zam Wesell(クルー版)
セットアップ:2【チャージ】を失う。
システム・フェイズの間、君はシークレット・コンディションのうち1つを裏向きにつけても良い。
・You Should Thank Me
・You’d Better Mean Business
書いてあることはパイロット版とクルー版で同じだが、パイロット版はチャージ4なのに対してクルー版は2である。カードの能力でセットアップ中に2チャージ失うので、パイロット版は2チャージ、クルー版は0チャージでゲーム開始する。
You Should Thank Me
このコンディションは裏向きでつけられる。君が防御した後公開する。
君が防御した後、Zam Wesellは1【チャージ】を回復する。その後、攻撃者へのロックを得ても良い。
エンゲージメント・フェイズの終了時、もしこのカードが裏向きで、君が敵宇宙船の攻撃アーク内にいるなら、君はこのカードを公開し、Zam Wesellから2【チャージ】を消費しても良い。もしそうするなら、君はボーナス攻撃を行っても良い。
システム・フェイズの開始時、このコンディションを取り除く。
You’d Better Mean Business
このコンディションは裏向きでつけられる。君が防御した後公開する。
君が防御した後、君はZam Wesellから2【チャージ】を消費しても良い。もしそうするなら、君は攻撃者に対してボーナス攻撃を行っても良い。
エンゲージメント・フェイズの終了時、もしこのカードが裏向きで君が敵宇宙船の攻撃アーク内にいるなら、君はこのカードを公開しても良い。もしそうするなら、Zam Wesellは2【チャージ】を回復する。
システム・フェイズの開始時、このコンディションを取り除く。
ようはYou Should Thank MeとYou’d Better Mean Businessのどちらかをつけて対戦相手に二択を迫るメカニズムである。
つまりどういうこと?
読んでも効果がわかりづらいので条件分けして考えてみる。どちらも、敵宇宙船の攻撃アーク内に入れられることを仮定する。
You Should Thank Meを選んだら
チャージ2以上の時
- 攻撃される: 1チャージを回復し、その後攻撃者に対してロックを得ても良い。(攻撃者有利)
- 攻撃されない: 2チャージを消費してボーナス攻撃を行っても良い。(防御者有利)
チャージ1以下の時
- 攻撃される: 1チャージを回復し、その後攻撃者に対してロックを得ても良い。(防御者有利)
- 攻撃されない: (チャージがないので何も起きない)(攻撃者有利)
You’d Better Mean Businessを選んだら
チャージ2以上の時
- 攻撃される: 2チャージを消費して攻撃者に対してボーナス攻撃を行っても良い。(防御者有利)
- 攻撃されない: 2チャージを回復する。(攻撃者有利)
チャージ1以下の時
- 攻撃される: (チャージがないので何も起きない)(攻撃者有利)
- 攻撃されない: 2チャージを回復する。(防御者有利)
Zam Wesell視点でまとめると
- チャージが2以上で攻撃されそう->You’d Better Mean Businessを選択
- チャージが2以上で攻撃されなさそう->You Should Thank Meを選択
- チャージが1以下で攻撃されそう->You Should Thank Meを選択
- チャージが1以下で攻撃されなさそう->You’d Better Mean Businessを選択